ダイヤ鉄K

関東に住んでいて、ダイヤに詳しい鉄道ファンです。

四国新幹線のダイヤを予想する 四国新幹線編②

四国新幹線四国新幹線整備促進期成会が中心となって整備を始めようと動いています。ではもし四国新幹線が開通したら、新幹線のダイヤはどうなるのでしょうか。なお今回は、期成会の推進する四国エリアのみ、具体的には徳島から松山と岡山から松山の区間、大阪や大分まで海を渡る区間は開通していないものとして考察していきます。

四国新幹線のルート 四国新幹線整備促進期成会より

 

 

基本は、一時間に一本

四国新幹線のルートとなるところを走っている特急は、おおむね一時間に一本です。ではまず、その特急のルートと何両編成であるのかを確認していきましょう。

  • しおかぜ 岡山~松山 5両編成
  • いしづち 高松~松山 2両または3両編成
  • 南風   岡山~高知 3両または4両編成
  • うづしお 高松~徳島 2両または3両編成(5両編成も一本だけ存在する)
  • しまんと 高松~高知 2両編成(下りは1日4本、上りは1日1本のみ)

以上の5つが挙げられました。現在の四国の特急をベースに新幹線のダイヤを作っていくのだと思われます。現在の特急は、しまんと号を除くとほぼ1時間に一本のペースで走っています。新幹線もそのようになるでしょう。また何両編成での運行になるかというと、おそらくすべて4両編成になるのではないかなと思います。車両はおそらくN700Sやその同等の列車が使われるとみてよいでしょう。N700Sは4両で1ユニットを構成するので、全て4両編成となるでしょう。

岡山と高松を結んでいる、快速マリンライナー 高松駅にて

 

確実に設定される路線3選

確実に設定されると考えられる路線は、3つあります。現在の特急の名前をお借りすると、しおかぜ、いしづち、南風、うづしおです。しおかぜといしづちは現在と同じように宇多津駅あたりで分割併合をすると思われます。そしてうずしおは、徳島から発車して高松どまりではなく、岡山まで走らせるでしょう。可能性として一つ考えられたのが、うづしおと南風を児島駅などで分割併合はできないかなということです。できるといえばできるのですが、瀬戸大橋を渡った後で連結するとなると、あまり意味はもたないかもしれません。しかしメリットがないわけではないので、可能性としては低いですがあると思います。

 

しまんと号をどうするか

問題は、しまんと号をどうするかです。新幹線は、需要が少ないからといって2両編成で運行することは厳しいです。詳しくはないのですが、2両編成で運行できるのなら、南風と連結して、宇田津駅あたりで切り離しを行うのが最適解かもしれません。あるいは2時間に一本南風と連結してしまんとを走らせたり、現在の快速サンポート南風リレー号にあたる新幹線車両を走らせたりするといったことが考えられます。ただ一番わかりやすいのは、しまんと号も毎時一本、南風と連結して走らせるということです。

以前、ネットでこんな記事を見かけました。四国4県は、四国で移動するのにすごく時間がかかる。だから4県の人と集まって話すのに一番適する場所は、羽田空港だと。要するに飛行機を使うのです。正直筆者はびっくりしました。そしてこれを解決できるのは、四国新幹線しかないでしょう。また四国の、地理的に中心となるのは間違えなく香川県、高松です。となるとしまんと号の設定は必須でしょう。

一部理想論が含まれてしまいましたが、筆者の個人的な意見として、しまんと号はぜひ設定してほしいなと思っています。現実的なことを考えると、現在と同じように朝と夕方・夜の時間に設定し、それ以外の時間は対面乗り換えできる新幹線あるいは普通列車を使用してもらうのが現実的だと思います。

 

まとめ

新幹線には、単に移動時間を減らるという目的だけでなく、その地域を活性化させる、観光客を増やすとった目的があります。この後者の目的をどれだけ達成できるのかが、四国新幹線建設の上で重要になってくると思います。四国の人口減少スピードはすごく速くなってしまっているので、それが止まればいいなと思う次第です。

 

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