ダイヤ鉄K

関東に住んでいて、ダイヤに詳しい鉄道ファンです。

山手線がまた減便されました

少し遅くなりましたが、2024年3月のダイヤ改正にて、山手線がまた少し減便されました。これまで平日の日中は5分間隔、休日の平日は4分間隔であったのが、休日も午前中は5分間隔になりました。簡単に述べるとこうなるのですが、実は細かいところが全然違います。休日のダイヤを、詳しくみていきます。

山手線のE235系(代々木駅にて)

 

 

 

 

外回りのダイヤ

外回りに関してはとても単純です。午前中は5分間隔、午後になると大崎駅始発の列車が設定され列車が増えていきます。具体的には、11時台後半・12時台前半・12時台後半・13時台前半に一本ずつ列車が増えていくので、4運用追加されることになります。その後夕方ラッシュ時間帯に向けては、1運用しか追加されません。休日なので、夕方ラッシュと言ってもすごく混むわけではないのでしょう。

 

内回りのダイヤ

内回りのダイヤは、外回りと比べて難しいです。なぜかというと、内回りには、池袋始発があるからです。早朝の時間を除くと、外回りは基本的に大崎始発となっているのですが、内回りは池袋始発もあります。よってどちらもを考慮しなければなりません。ちなみにですが紙のJR時刻表JTB時刻表では始発と終電しか記載されないため、この点が余計に複雑に感じてしまいます(笑)。話を戻して、内回りは、午前中からほぼ4分間隔で走っています。「ほぼ」と言ったのは、5分間隔が続くところもあるのですが、9時台は15本走っているため、平均すると4分間隔ということになります。9時台後半に池袋始発で1運用追加され、10時台前半に大崎始発で1運用が追加されます。それ以降は毎時15本か16本となっています。なんで本数が違うかというと、単純に時間調整がうまくいかなかったのでしょう。基本的には4分間隔なのですが、たまに3分で電車がくるタイミングがあります。計算すると、約3.8分間隔でした。4分間隔だと思っておいて大丈夫でしょう。そして16時からは本数が減っていきます。

 

外回りと内回りの本数の違い

今までの話を簡単に整理しながら、外回りと内回りで本数を比べていきます。午前中に5分間隔になるのは外回りの方であるので、内回りの方が本数が多いことになります。一方16時台、外回りは本数が増えるのに対して内回りは本数が減るので、外回りの方が本数が多いことになります。山手線は環状運転なのにもかかわらず、本数が違うことに驚きました。需要に合わせたダイヤになったのでしょう。最近JR東日本はコスト削減の一環として減便も行っています。以前の山手線は日中は3分20秒間隔、つまり10分に3本、毎時18本運転されるということが当たり前だったということを覚えています。本数を削減しようとした結果、需要に合わせたダイヤになったのだと思われます。

 

 

 

一方で混雑の状況は…

コロナにより山手線が減便されましたが、コロナが明けても増発は行われておりません。たしかに午前中はかなり空いているイメージがありますが、この前筆者が16時台に乗った時は、すごく混んでいました。東京には忙しい人がたくさん住んでいるので、もっと増発することが、日本の鉄道の便利さの象徴としても大切だと筆者は思います。今のJR東を見る限りこのような理由で増発することが決定することはないとは思うのですが、だとしても山手線は増発されるべきではないでしょうか。

 

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