四国新幹線。県庁所在地の駅の候補は合計10個挙がっていますが、途中駅の候補地は挙がっていません。そこで今回は、岡山から高知を結ぶ四国横断新幹線の途中駅を考えてみます。なお徳島から松山を結ぶ四国新幹線の途中駅については、前回のブログで考察しています。そちらが前提となっているところがいくつかあるので、先にそちらをお読みいただくと理解が早まるかなと思います。徳島と高松を結ぶのが四国新幹線、岡山~高知を結ぶのが四国”横断”新幹線です。名前の注意をお願いします。
ホームページから読み取れること
四国新幹線は、四国新幹線整備促進期成会によって整備の検討が進められています。途中駅の候補地は挙がっていないのですが、前回と同様、それを匂わせる画像があったので、それをもとに考えていきます。
四国横断新幹線の区間には、四国新幹線の区間が一部含まれています。よってことは省略するとして、他の区間で考えていきます。
瀬戸大橋以北の区間
岡山を出たら、最初の停車駅は児島でしょう。児島駅には現在は駐車場やバスの待機場として使用されている四国新幹線の建設予定地があります。よってここに駅が設置されると思われます。調べてみて以外であったのが、瀬戸大橋線の一日平均乗降客数が、児島駅と茶屋町駅で非常に拮抗しています。ですが茶屋町駅には、現在の特急は止まりません。もしかしたらJR宇野線への乗り換え客によって乗降客数が増えているのかなと思いました。詳しい方いたらぜひ情報お願いします。
四国の区間
四国に入ると四国新幹線の区間と線路を共同してい使います。四国新幹線整備促進期成会のホームページによると、おそらく観音寺駅付近からいの分岐と考えられるでしょう。そしてホームページによれば、途中にある都市は書かれていません。
吉野川に沿って走っているのが現在の土讃線です。一方四国新幹線は、真ん中に描かれている自動車道に沿って建設されると思われます。途中駅が設定されない可能性も、ゼロではないです。
ではここで、現在の特急「南風」の停車駅を見てみます。高知から、後免駅、土佐山田駅、大杉駅、大歩危駅、阿波池田駅、琴平駅、善通寺駅、そこからは予讃線と合流します。新幹線は観音寺駅で合流すると思われるので、善通寺駅、琴平駅、阿波池田駅、大歩危駅はそもそも通りません。新幹線が開通したら特急の本数はゼロまたは大幅に削減されると思うので、大幅に利便性が低下するでしょう。次に大杉駅は、経由するには最適な場所に存在しています(地図でいうところの「四国」と書いてあるあたりです)。しかしこの駅は全ての特急が停車するわけではなく、一日平均乗降客数も84人と、大きい駅とは言えないでしょう。ですが距離的なことを考えて丁度いい位置にいるというのは事実です。次に考えるのは土佐山田駅と後免駅です。土佐山田駅は地図での香美市、後免駅は南国市に位置しています。どちらも大きい駅で土讃線の乗降客数のトップ2位と7位となっています。しかし直線で結ぼうとするとどちらも少し遠回りになってしまうため、この2駅の北側あたりに新駅が設けられるか、そもそも新駅は設けられないの2パターンが考えられると思います。
次に土讃線が走っていない地域、新幹線のみの区間となるエリアです。この区間は距離的にかなりあるため、1駅か2駅か設置されてもおかしくないと思います。その場合、新幹線のみの駅となるため、都心へのアクセスは飛躍的に向上するでしょう。候補として考えられるのが、地図での四国中央市の東側、自動車道が交わっているところあたりでしょうか。あとはこの駅と大杉駅との真ん中に設置されるかもしれません。
四国区間をまとめます。途中駅の数は0個から4個、四国中央市の東側、そこと大杉駅の間、大杉駅付近、南国市と香美市の北側付近です。
感じたこと
停車駅を増やしすぎると所要時間が長くなってしまうルート選定。個人的には、これから作る新幹線は、多少カーブが多くなっても駅を増やしたほうがいいと思っている派です。このあたり、意見がある人はぜひコメントで書いてください。
以下の記事を参考にしました。
他の四国新幹線に関する記事もぜひお読みください。
四国新幹線、もし一つだけ建設するとしたらどこになるのか 四国新幹線編① - ダイヤ鉄K
四国新幹線のダイヤを予想する 四国新幹線編② - ダイヤ鉄K
応援してくれる方は、以下のリンクをクリックしていただけると嬉しいです!