ダイヤ鉄K

関東に住んでいて、ダイヤに詳しい鉄道ファンです。

川崎駅での、南武線と東海道線の接続はされているのか

南武線の終着駅である川崎駅、川崎市の中心となる駅でありその駅に向かう利用客も多くいると思いますが、一方で東海道線に乗り換える客も多くいます。東海道線は毎時6本、約10分に一本列車が走っており、南武線も各駅停車は毎時6本です。その点接続しやすいダイヤを作ることは簡単なはずであり、気になったので調べてみました。なお今回は日中時間帯のみの調査としています。

南武線を走るE233系Wikipediaより)

 

南武線から東海道線の接続

まずは南武線から東海道線の接続を見ていきます。まずは平日です。各駅停車の川崎駅に到着する時刻は毎時01,12,21,31,42,51分です。東海道線東京方面の川崎駅の時刻表は、毎時00,10,20,30,40,50分です。乗り換え時間に8分か9分ある、という状況でした。接続しているとは言い難い状況です。また快速は毎時04,34分着なため、こちらの方が接続しているといえるでしょう。次に休日です。南武線の川崎着の時間05,13,25,33,45,53です。東海道線の川崎発の時間は変わらないため、休日はそこそこよい接続をとっていると言えるでしょう。快速も見てみます。川崎着の時間は17,37,57分です。3分乗り換えとなってしまい、その電車に乗れないと10分後の列車になります。接続は悪いのですが、そもそも快速に乗った人が川崎駅で東海道線に乗り換えるというケースは、あまり想像できません。武蔵溝ノ口や武蔵小杉、登戸から東京方面にアクセスすると思われるからです。よってさほど問題ではないでしょう。

参考までに、川崎駅での下りの東海道線の発車する時刻は、毎時05,14,25,35,44,45です。

 

東海道線から南武線の接続

次に、東海道線から南武線の接続を見ていきます。東海道線下りの、川崎駅に到着する時刻は04,15,24,34,43,54分です。南武線各駅停車の発車する時刻は、平日だと毎時09,18,29,39,48,59分、休日だと毎時05,18,25,38,45,58分です。平日はすごく便利ですが、休日は接続がとれているのは二本だけ、それ以外はぎりぎりのタイミングで南武線が先に発車してしまうことになります。最後に快速を見ていきましょう。平日の快速の発車時刻は毎時27,57分、休日は毎時11,31,51分です。平日は3分乗り換えで少し厳しい、休日は7分乗り換えといったところです。

ここまでをまとめますと、接続を意識したダイヤにしているわけではないように思われます。しかし結果的に接続がとれている箇所が多数存在するといったところでしょうか。もう少し便利な接続になるようにすることはできると思いました。

 

おまけ 南武線京浜東北線の接続

続いておまけです。京浜東北線との接続はどうなっているのでしょうか。京浜東北線は平日休日ともに日中のダイヤは変わりません。接続がとられているのは、

  1. 平日の南武線各駅停車と快速から京浜東北線北行
  2. 平日の南武線各駅停車の半分と快速から京浜東北線南行
  3. 休日の南武線各駅停車の半分から京浜東北線北行南行
  4. 平日と休日ともに、京浜東北線南行からの南武線各駅停車の3分の1の列車
  5. 休日の京浜東北線からの南武線快速の3分の1の列車

京浜東北線東海道線より本数が多いため、接続する列車は比較的多くなります。しかし京浜東北線の蒲田止まりの列車は川崎までこないため、そのせいで半分の列車しか接続しなかったり、ということが起きています。あまりこのパターンの乗り継ぎをする人は少ないのかもしれませんし、本数もそこそこ多いので、ダイヤ作成のときには他の事情を優先してもいいとは思います。以上おまけでした。

 

今後のダイヤ改正で変化するのか

JR東日本横浜支社は、来年のダイヤ改正で川崎駅の快速の発車時刻を平日は毎時0分と30分にしわかりやすくすることを発表しています。それに伴い各駅停車の時刻も変更されると思うので、その発表が出しだいまた調査しようと思っています。また武蔵小杉駅での湘南新宿ラインとの接続はどうなっているのだろうかということも気になりました。引き続き注目していきたいと思います。

 

このブログを気に入ってくれた方は、以下のリンクをクリックしていただけると嬉しいです。

www.tetsudo.com