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関東に住んでいて、ダイヤに詳しい鉄道ファンです。

首都圏のJR東日本のグリーン車は何両目なの? 上野東京ライン・湘南新宿ライン系統、横須賀線・総武快速線系統のグリーン車の乗車位置を徹底解説!

JR東日本の普通列車のグリーン車は、全て4号車と5号車に設置されています。しかし、どこに4・5号車があるかは同じではなく、乗車位置は2パターン存在します。上野東京ラインと湘南新宿ライン系統をパターン ①、総武快速線・横須賀線系統をパターン②として、詳しくみていきましょう。

 

 

 

 

1.上野東京ライン・湘南新宿ライン系統

ではまず上野東京ライン・湘南新宿ライン系統から見ていきます。上野東京ライン・湘南新宿ライン系統、つまり東海道線、宇都宮線、高崎線、常磐線快速、上野東京ライン・湘南新宿ラインのグリーン車は4号車と4号車に設置されています。前から数えると4両目と5両目、後ろから数えると11両目と12両目がグリーン車になるということです。ただし短い10両で運転される場合は、後ろから6両目と7両目になります。

ではどちら側が前なのだという話になるのですが、上野東京ライン・湘南新宿ライン系統は、東京や新宿から見て横浜や小田原といった東海道線方面が1号車となっています。つまり、宇都宮線や高崎線、常磐線快速のグリーン車に乗りたいときは東京・新宿といった都心方面側にグリーン車が連結されていて、逆に東海道線から乗るときには、小田原や熱海側である都心とは反対の方向にグリーン車があると覚えておけば大丈夫です。

グリーン車を連結している、上野東京ライン・湘南新宿ライン系統の車両(鶴見駅にて)

 

2.総武快速線・横須賀線系統

総武快速線・横須賀線系統ももちろんグリーン車は4・5号車に設置されています。しかし乗車位置は、上野東京ライン・湘南新宿ライン系統とは異なります。なぜでしょうか。

理由は、編成の組み方が違うからです。上野東京ライン・湘南新宿ライン系統は10両+5両だったのに対し、総武快速線・横須賀線は11両+4両となっています。さらに、どちら側が1号車なのかといった向きも違います。前から順番に、11号車→10号車→‥‥‥→2号車→1号車→増4号車→増3号車→増2号車→増1号車となっています。この基本編成の4号車と5号車がグリーン車となっているので、前から見ると7両目と8両目にグリーン車が、後ろから見ると8両目と9両目にグリーン車が位置していることになります。つまり、ほぼ真ん中といって大丈夫ということになります。総武快速線や横須賀線はグリーン車が真ん中に設置されているので便利ですね。ただし、短い11両で運転される場合は、前から数えて4両目と5両目になります。

グリーン車を連結している、総武快速線・横須賀線系統の車両(鶴見駅にて)

 

なぜ乗車位置が違うのか?

2つの路線の系統では、グリーン車の乗車位置が違うことがわかりました。こうなってしまっている理由は、終着駅にて車両基地が駅のどちら側にあるのかが違うからです。付属編成を増結・解結するときに、車両基地側に付属編成がいないと、ものすごく効率が悪くなってしまうのです。これが理由となって編成の組み方が変わってくるため、グリーン車の組み方も変わってきてしまうのです。

この問題点に関しての考察は別の記事で書いているので、ぜひご覧ください。

グリーン車の乗車位置問題を解決するには、4・5号車は真ん中じゃない。 - ダイヤ鉄K

 

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JR東日本公式のグリーン車の紹介ページです。

普通列車グリーン車:JR東日本

JR東日本公式HPより